ローカライズ

最終更新日:

ガイドとリソースセンターは希望の言語で作成できます。コンテンツをXLIFFファイル(翻訳データの標準形式)としてエクスポートしてPendo外部で翻訳し、再びPendoにインポートします。Pendoでは、Adoptのインストールを介して渡された言語メタデータを使用して、ユーザーに適切な言語を表示します。

権限

Pendo管理者は[サブスクリプション設定(Subscription Settings)]でローカライズ設定にアクセスし、管理できます。レイアウトからガイドを作成する(Create Guides from layouts)、または最初からガイドを作成する(from scratch)権限を持つPendoユーザーは、翻訳を編集できます。

ローカライズ設定

ローカライズ設定はアプリによってさまざまであり、複数アプリのサブスクリプションの場合、個々のアプリに対して有効にすることができます。

  1. 左側のナビゲーションから、[設定(Settings)]>[サブスクリプション設定(Subscription Settings)]に移動します。
  2. [アプリケーション(Applications)]で、ローカライズを設定するアプリを選択します。
  3. ページの上部から[ローカライズ設定(Localization Settings)]タブを開きます。
  4. ローカライズ設定をオンにします。これにより、利用可能なオプションが展開し、アプリのガイドに適用されるローカライズ設定が表示されます。

Adopt_Settings_Sub_Localization.pngAdopt_Settings_Sub_Localization_Enabled.png

言語設定メタデータ

[言語設定メタデータ(Language Preference Metadata)]ドロップダウンメニューから言語メタデータ値を選択します。

Pendoでは、訪問者のローカルメタデータを基に訪問者にどの言語を表示するかが決まります。Pendoによって訪問者のブラウザから収集されたデフォルトの言語のメタデータを使用するか、インストールスクリプトまたは[データマッピング(Data Mappings)]設定でカスタム言語のメタデータ値を設定します。メタデータのフィールド名とメタデータ値は自由に設定できます。

正確な分析を行えるように、独自の値を使用することをお勧めしますが、他に選択肢がない場合は、訪問者のブラウザの言語メタデータを使用できます。

サポートされている言語

  1. [サポートされている言語(Supported Languages)]セクションの右上から[+ 言語を追加(+ Add Language)]を選択します。

    AdoptLanguages.png
  2. ドロップダウンメニューから言語を選択します。リストには、使用可能なすべての言語、およびその言語用にブラウザで収集されたデフォルトのメタデータ値が表示されます。

    Screenshot_2023-01-12_at_18.32.09.png
  3. カスタム言語のメタデータ値に合わせてメタデータを必要に応じて変更します。
  4. [追加(Add)]を選択して新しい言語を保存します。ガイドに必要な言語をすべて追加するまで、このプロセスを繰り返します。

    Screenshot_2023-01-12_at_18.27.52.png

[サポートされている言語(Supported Languages)]には、追加された全言語のリストが表示されます。言語にカーソルを合わせると、テーブル内の各言語の右側に編集アイコンと削除アイコンが表示されます。

Screenshot_2023-01-12_at_18.34.19.png

翻訳言語がない場合の動作

これは、ユーザーの言語設定が自分の設定と一致しない場合にユーザーにガイドが表示されなくなってしまうため、重要な設定です。たとえば、英語が読めるユーザーがブラウザで優先言語を韓国語に設定している場合があります。この場合、韓国語に翻訳されていない限り、ユーザーにはガイドが表示されません。

[翻訳言語がない場合の動作(Missing Translation Language Behavior)]は、そのガイドに優先言語の翻訳がない場合に、ガイドをデフォルトの言語で訪問者に表示するかどうかを制御します。これは、その言語がまだ翻訳されていないか、Pendoサブスクリプションで設定されていないことが原因と考えられます。

MissingLanguage.png

サポートされている言語に示されているデフォルト言語を使用してガイドを表示するには、[翻訳がない場合、デフォルトの言語を表示する(Show Default Language if Translation is Missing)]をオンにします。

利用可能な翻訳言語が訪問者の言語メタデータと一致しない場合は、[翻訳がない場合、デフォルトの言語を表示する]をオフにしてガイドを非表示にします。

この設定は、リソースセンターのガイドにも適用されます。

XLIFFコードの作業

ガイドを翻訳するには、XLIFFファイルをエクスポートし、ファイルに翻訳を追加し、[ガイドのローカライズの詳細(Guide's Localization Details)]に再び翻訳済みファイルをインポートします。手順については、ガイドの翻訳をご覧ください。

XLIFFは、コンテンツの翻訳やローカライズの業界標準のファイル形式です。XLIFFは、特定のUI要素とテキストコンテンツ、元の言語と翻訳された言語、元のコンテンツと翻訳されたコンテンツを識別します。PendoからエクスポートされたXLIFFファイルには、ガイド全体の翻訳可能な全コンテンツのコードがあります。

各オブジェクトはコードの<trans-unit>で編成されています。Pendoからエクスポートされたファイルは、翻訳できる状態になっており、ターゲット言語またはターゲットコンテンツはありません。複数の言語に翻訳する場合、各言語に専用のXLIFFファイルが必要です。1つのファイルでサポートされているターゲット言語は1つだけです。

trans-unitは、コード内の個々のテキストブロックです。1つのガイドステップに複数のtrans-unitが含まれている場合があります。各trans-unitは個別に翻訳する必要があります。複数のテキストブロックを1つのtrans-unitで翻訳することはサポートされていません。必要な場合は、ターゲット言語用のXLIFFファイルで翻訳済みの語句を編集して、翻訳済みガイドの翻訳版の読みやすさやフォーマットを改善することができます。

  • source-language-"en-US" - ソースコンテンツの言語コード
  • target-language=" " - テキストが翻訳されている言語コード
  • <source></source> - ソース言語で書かれたガイドのソースコンテンツ
  • <target></target> - 翻訳テキストが<trans-unit>ごとに入力されるコンテナ

<xliff...>
<file... source-language="en-US" target-language="fr-FR">
...
<trans-unit id="ID String">
<source>Hello</source>
<target>Bonjour</target>
<note>TextView</note>
</trans-unit>
...
</file>
</xliff>

Pendo XLIFFコードサンプル

<xliff version="1.2"xmlns="urn:oasis:names:tc:xliff:document:1.2">
<file original="ID STRING" datatype="pendoguide" source-language="en-US" target-language="TRANSLATED LANGUAGE CODE">
<body>
<group id="ID STRING">
<note></note>
<trans-unit id="ID STRING">
<source>当社を友人や同僚に勧める可能性はどのくらいありますか?</source>
<target>翻訳言語のテキスト</target>
<note>TextView</note>
</trans-unit>
...
</group>
</body>
</file>
</xliff>

ガイドの翻訳

ガイドの翻訳には、翻訳してインポートできるXLIFFファイルのエクスポートが含まれます。

必ず全テキストが最終版になっている、完成したガイドから始めてください。XLIFFファイルをエクスポートした後にガイドのコンテンツを編集しても、翻訳ファイルは更新されません。コンテンツを変更するには、エクスポート、翻訳、およびインポートのプロセスを繰り返す必要があります。

XLIFFは、画像やコードブロック内の構造化されていないテキスト以外の、ビルディングブロックに入力されたあらゆるテキストの翻訳をフォーマットします。画像に使われる代替テキストやURLはXLIFFで翻訳できます。

たとえば、テキストブロック内のテキストとボタンテキストはXLIFFに取り込まれますが、アップロードされた画像のテキストは取り込まれません。画像の翻訳版がある場合は、XLIFFファイル内の画像のURLを置き換えれば、代わりに翻訳済みの画像がガイドに読み込まれます。

ローカライズは、翻訳するガイドの[詳細(Details)]ページからアクセスします。左側のナビゲーションから[ガイド(Guides)]に移動して、翻訳するガイドを開くと表示されます。ここから、次の手順を実行します。

1.ガイドの詳細ページの下部にある[ローカライズ(Localization)]タイルを見つけ、右上の[編集(Edit)]を選択します。

Adopt_Guide_Localization_Edit.png

2. [エクスポート(Export)]を選択してガイドのXLIFFファイルをダウンロードし、翻訳できるようにします。

このファイルには、別の言語に翻訳できるガイドコンテンツが文字列として含まれています。マルチステップガイドの場合、各ステップの文字列が同じファイルに含まれています。

LocalizationEdit.png

[ソース言語(Authored Language)]は、XLIFFファイルでソース言語を変更する場合に使用します。ガイドの作成に使われた言語がソース言語と一致しない場合は、ソース言語を編集してください。ソース言語は通常はアメリカ英語ですが、[ローカライズ設定]で設定したどの言語にも変更可能です。

ヒント:アプリとアプリのコンテンツを翻訳している企業には通常、テキストの翻訳を行う翻訳部門または翻訳サービスがあります。翻訳部門は、SmartlingXliff Editorのような専用の翻訳ツールをプロセスの支援に使用します。Pendoは、特定の翻訳ツールやサービスを推奨したり、ガイドコンテンツの翻訳を提供したりすることはありません。

3. 翻訳したら、ガイドの詳細ページの[ローカライズ]タイルの右上にある[編集]を選択します。

4. 翻訳済みXLIFFファイルを[ローカライズ]タイルにインポートします。[未翻訳(Untranslated)]の言語の横にある[インポート(Import)]をクリックして、翻訳済みXLIFFファイルをアップロードします。

未翻訳の言語は、ファイルのターゲット言語と同じである必要があります。インポートが完了すると、言語は[未翻訳]から[翻訳済み(Translated)]に移動します。引き続き[インポート(Import)]ボタンを使用して、翻訳済み言語を更新できます。

Import.png

5. [完了(Done)]をクリックして、[ローカライズ(Localization)]タイルの編集ビューを閉じます。

警告: XLIFFファイルは、対応するガイドと一致する必要があります。XLIFFファイルのコンテンツがガイドと一致しないと、インポートに失敗します。アップロードでは、すべてのターゲットコンテナに翻訳済みコンテンツがあるか検証されます。一部のターゲットコンテナが空の場合、一部のコンテンツがない可能性があることを伝える通知が表示されますが、ファイルはインポートされます。

翻訳済みガイドのテストおよびプレビュー

ガイドの詳細ページから、翻訳されたコンテンツを含むガイドをプレビューします。[コンテンツ(Content)]タイルの上部にあるの言語の[表示(Viewing)]ドロップダウンメニューを開きます。

SpanishGuide.png

必要に応じて何度でもXLIFFファイルに変更を加えて再インポートすることができます。

翻訳版に問題がなければ、ガイドを公開します。ガイドが公開済みの場合、インポートが完了するとすぐに翻訳を利用できます。

リソースセンターを翻訳する

リソースセンターのローカライズには、リソースセンターの名前、モジュールのタイトルとサブタイトル、およびリソースセンターに含まれるガイド名の翻訳が含まれます。リソースセンターのお知らせとガイド内のコンテンツは、特定のお知らせとガイドごとにローカライズ設定を使用して翻訳されます。リソースセンターのXLIFFファイルで利用可能な翻訳は次のとおりです。

  • モジュールのタイトル
  • モジュールの字幕
  • ガイドリストモジュールのガイド名、キーワード、検索バー、検索結果のテキスト
  • オンボーディングモジュールのガイド名とステップカウンター

翻訳ファイルにガイド名がない場合は、[翻訳言語がない場合の動作(Missing Translation Language Behavior)]設定が有効になります。

リソースセンターの翻訳プロセスはガイドの翻訳と同じです。XLIFFファイルを提供しますので、それを翻訳してインポートしてください。

  1. 左側のナビゲーションからリソースセンターページに移動し、翻訳するリソースセンターを開きます。
  2. リソースセンターの詳細ページの右下にある[ローカライズ]タイルを見つけ、右上の[編集]を選択します。

    Adopt_RC_Details_Localization_Edit.png
  3. [エクスポート]を選択して、翻訳できるようにリソースセンターのXLIFFファイルをダウンロードします。
  4. 翻訳が完了したら、リソースセンターの[詳細]ページの[ローカライズ]タイルに戻り、タイルの右上隅にある[編集]を選択します。
  5. [未翻訳]の言語の横にある[インポート]をクリックして、翻訳済みXLIFFファイルをアップロードします。

未翻訳の言語は、ファイルのターゲット言語と同じである必要があります。インポートが完了すると、言語は[未翻訳]から[翻訳済み]に移動します。引き続き[インポート]ボタンを使用して、引き続き翻訳済み言語を更新できます。

よくある質問

Pendoはガイドを翻訳してくれますか?

いいえ。当社は、お客様が翻訳できるXLIFFファイルを提供します。

どのタイプの言語ファイルがサポートされていますか?

XLIFF 1.2形式のみがサポートされています。

どの言語がサポートされていますか?

  • アフリカーンス語(af)
  • アムハラ語(am)
  • ブルガリア語(bg)
  • カタルーニャ語(ca)
  • 中国語(zh)
  • 中国語 - 香港(zh-HK)
  • 中国語 - PRC(zh-CN)
  • 中国語 - 台湾(zh-TW)
  • クロアチア語(hr)
  • チェコ語(cs)
  • デンマーク語(da)
  • オランダ語(nl)
  • オランダ語 - ベルギー(nl-BE)
  • 英語(en)
  • 英語 - オーストラリア(en-AU)
  • 英語 - カナダ(en-CA)
  • 英語 - アイルランド(en-IE)
  • 英語 - ニュージーランド(en-NZ)
  • 英語 - 英国(en-GB)
  • 英語 - 米国(en-US)
  • エストニア語(et)
  • フィリピン語(fil)
  • フィンランド語(fi)
  • フランス語(fr)
  • フランス語 - ベルギー(fr-BE)
  • フランス語 - カナダ(fr-CA)
  • フランス語 - フランス(fr-FR)
  • ドイツ語(de)
  • ドイツ語 - オーストリア(de-AT)
  • ドイツ語 - スイス(de-CH)
  • ギリシャ語(el)
  • ヒンディー語(hi)
  • ハンガリー語(hu)
  • インドネシア語(id)
  • イタリア語(it)
  • 日本語(ja)
  • 韓国語(ko)
  • ラトビア語(lv)
  • リトアニア語(lt)
  • マレー語(ms)
  • ノルウェー語(no)
  • ポーランド語(pl)
  • ポルトガル語(pt)
  • ポルトガル語 - ブラジル(pt-BR)
  • ポルトガル語 - ポルトガル(pt-PT)
  • ルーマニア語(ro)
  • ロシア語(ru)
  • セルビア語(sr)
  • スロバキア語(sk)
  • スロベニア語(sl)
  • スペイン語(es)
  • スペイン語 - チリ(es-CL)
  • スペイン語 - 南アメリカ(ES-419)
  • スペイン語 - メキシコ(es-MX)
  • スペイン語 - スペイン(es-ES)
  • スワヒリ語(sw)
  • スウェーデン語(sv)
  • タイ語(th)
  • トルコ語(tr)
  • ウクライナ語(uk)
  • ベトナム語(vi)
  • ズールー語(zu)

注:ヘブライ語やアラビア語などの右から左へ記述する言語は、翻訳ではまだサポートされていません。