この記事では、モバイルデバイス管理(MDM)ツールを使用して、WindowsまたはMacのFirefoxウェブブラウザにPendo Launcher拡張機能を自動インストールする手順について説明します。
- policies.jsonのインストールスクリプトを作成します。
- スクリプトをエンドユーザーのデバイスにプッシュします。
- インストールが正常に行われたことを検証します。
続行する前に、Adoptのインストールを計画するとPendo Launcherを導入するためのITガイドの記事をお読みください。この記事で説明しているインストールプロセスでは、訪問者(エンドユーザー)を特定したり、彼らに関するメタデータを含めたりすることはできません。Pendoへの訪問者を特定するには、インストールとフォローアップの構成を組み合わせてください。
Firefoxのエンタープライズ管理に関するドキュメントは、Mozillaの記事policies.jsonを使用してFirefoxをカスタマイズするを参照してください。
ステップ1. インストールスクリプトを作成する
配布するpolicies.json
ファイルは、WindowsとMacの両デバイスで共通です。ただし、ファイルをターゲットの場所に配信するスクリプトは、オペレーティングシステムごとに異なります。
どちらのスクリプトでも、エンドユーザーが拡張機能をアンインストールできるようにしたい場合は、 force_installed
の値を、normal_installed
に変更してください。
Macデバイス Macデバイスの場合、以下のbashスクリプトで、デフォルトのインストールフォルダーである/applications
にファイルが作成されます。エンドユーザーのデバイスでFirefoxが別の場所にインストールされている場合は、このスクリプトのdest_folder
の値を変更してください。
#!/bin/bash
# Destination folder path
dest_folder="/Applications/Firefox.app/Contents/Resources/distribution"
# JSON content
json_content='{
"policies": {
"EnterprisePoliciesEnabled": true,
"ExtensionSettings": {
"pendo-launcher@pendo.io":{
"installation_mode": "force_installed",
"install_url":
"https://addons.mozilla.org/firefox/downloads/latest/pendo-launcher/latest.xpi"
}
}
}
}'
# Create the destination folder if it doesn't exist
if [ -d "/Applications/Firefox.app"] && [ ! -d "$dest_folder" ]; then
mkdir -p "$dest_folder"
sudo chown $(whoami) "$dest_folder"
fi
# Save the JSON content to a file
if [ -d "$dest_folder" ];
then
echo "$json_content" > "$dest_folder/policies.json"
fi
Windowsデバイス
Windowsデバイスの場合は、次のPowerShellスクリプトを使用します。エンドユーザーのデバイスでFirefoxが別の場所にインストールされている場合は、このスクリプトのdest_folder
の値を調整してください。
$dest_folder = "C:\Program Files\Mozilla Firefox\distribution"
$json_content = '{
"policies": {
"EnterprisePoliciesEnabled": true,
"ExtensionSettings": {
"pendo-launcher@pendo.io":{
"installation_mode": "force_installed",
"install_url": "https://addons.mozilla.org/firefox/downloads/latest/pendo-launcher/latest.xpi"
}
}
}
}'
if (!(Test-Path -Path $dest_folder)) {
New-Item -ItemType Directory -Path $dest_folder | Out-Null
}
$json_content | Set-Content -Path "$dest_folder\policies.json"
ステップ2. スクリプトをエンドユーザーのデバイスにプッシュする
スクリプトを作成したら、MDMツールを使用してエンドユーザーのデバイスでスクリプトを実行します。エンドユーザーのデバイスでシェルスクリプトを実行するための詳細は、各社のMDMツールによって異なります。以下は、MacおよびWindowsデバイスで使用される最も一般的なMDMツールのドキュメントのリストです。
Macデバイス | Windowsデバイス |
ステップ3. インストールを検証する
Pendoは、物理的にアクセスできるデバイスから、徐々にインストールを展開することを推奨しています。ポリシープロファイルが所定のデバイスにプッシュされたら、その存在を確認して展開プロセスを検証し、拡張機能がインストールされていることを確認して、配信したプロファイルの内容を検証します。
policies.jsonファイルの存在を確認する
- 展開スクリプトを実行したデバイスでターミナルを開きます。
- ターゲットディレクトリに移動します。
- Macでは、
cd /Applications/Firefox.app/Contents/Resources/distribution
を使用します。 - Windowsでは、
cd C:\Program Files\Mozilla Firefox\distribution
を使用します。
- Macでは、
- ディレクトリの内容を一覧表示します。
- Macでは、
ls -l
を使用します - Windowsでは、
dir
を使用します
- Macでは、
policies.json
ファイルを検索して、このファイルが存在することを確認します。policies.json
ファイルの内容を表示します。- Macでは、
cat policies.json
を使用します。 - Windowsでは、
more policies.json
使用します。
- Macでは、
- ファイルの内容がステップ 1で作成したpolicies.jsonファイルと一致することを確認します。
配信されたファイルの内容を検証する
設定ファイルが存在することを確認したら、ブラウザが拡張機能を正しく強制インストールしていることを検証して、ファイルが正しくフォーマットされていることを確認します。
- ポリシーファイルが存在するデバイスでFirefoxを開きます。Firefoxアプリがすでに実行されている場合は、終了して再度開きます。
- Firefoxブラウザで、そのテキストを正確にコピーしてURLバーに貼り付け、
about:policy
ページに移動します。これにより、以下のポリシーが表示されます。
- Firefoxブラウザで、そのテキストを正確にコピーしてURLバーに貼り付け、
about:addons
に移動します。 - [拡張機能(Extensions)]の下の一覧からPendo Launcherを探します。ポリシープロファイルを作成する際に
force_installed
を選択した場合、このページから拡張機能を無効化するオプションはありません。