匿名の訪問者

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データのフィルタリングにより、未認識の訪問者または匿名の訪問者の行動を表示したり、匿名の訪問者にガイドを表示したりすることに関心がある場合、管理者がその設定を有効化できます。この記事では、Pendoが使用状況分析に価値を提供する手段と、匿名の訪問者を対象とするガイドに関する詳細を説明します。

匿名の訪問者ID

匿名の訪問者と認識された訪問者は、Pendo Launcher内で追跡されます。設定値が空の文字列である場合など、Pendo Launcherで訪問者IDが提供されていないとき、Pendoは匿名の訪問者IDを_PENDO_T_mvugjpoysuTなどの_PENDO_T_ID'形式で提供します。

デフォルト値VISITOR-UNIQUE-IDが送信された場合、Pendoは訪問者IDが提供されていないと見なし、この場合も匿名IDを生成します。

匿名の訪問者データを有効にする

アナリティクス用の匿名の訪問者データを有効にするには、Pendo Engageに移動し、[設定(Settings)]>[サブスクリプション設定(Subscription Settings)]を選択し、次に[匿名の訪問者データを表示(Show Anonymous Visitor Data)]を選択します。

SubscriptionSettings_ShowAnonymousVisitorData.png

匿名の訪問者にガイドを表示する

以下の手順でPendo Adoptのアプリケーションレベルの設定を有効にすることで、匿名の訪問者にガイドを表示することも可能です。

  1. Pendo Engageで、左側のナビゲーションメニューから[設定]>[アプリケーション(Applications)] に移動します。

  2. [アプリケーション]リストから該当するアプリを探して開き、[匿名の訪問者にガイドを表示(Show Guides to Anonymous Visitors)]を選択します。

  3. 匿名の訪問者にガイドを表示したいアプリごとに、手順2を繰り返します。
    Adopt_AppDetails_ShowGuidesToAnonymousVisitors.png

これを有効化すると、セグメント選択のオプションとして匿名の訪問者が表示されるようになります。匿名のユーザーに表示したい各ガイドのセグメントを開き、再び保存します。Anonymousvisitorssegment.png

匿名の訪問者データを表示する

上記で詳述した匿名の訪問者に関する設定を有効化すると、Pendo Adopt全体で匿名の訪問者のデータを表示できるようになります。

セグメントビルダーでは、新しいセグメントまたはカスタムセグメントを作成して、[訪問者データを選択(Select Visitor Data)]のオプションにて匿名の訪問者を含めることができます。識別されていない訪問者のみを含める場合は[匿名の訪問者のみ(Anonymous Visitors Only)]を選択し、識別された訪問者と匿名の訪問者の両方を含める場合は[すべての訪問者(All Visitors)]を選択します。
Adopt_CreateSegment_SelectVisitorData.png

セグメントごとにデータをフィルタリングできるページでは、匿名の訪問者を含むカスタムセグメントまたはデフォルトセグメントを使用できます。デフォルトの [全員(Everyone)]セグメントは、識別された訪問者と匿名の訪問者の両方を含みます。また、デフォルトの[全員(匿名の訪問者のみ)(Everyone (Anonymous Visitors Only))] セグメントは、識別された訪問者のデータを除外し、匿名の訪問者のみを含みます。

Adopt_DefaultSegments.png

[アナリティクス(Analytics)]ページで[訪問者(Visitors)]タブを選択すると、匿名の訪問者を含め、ページフィルターで指定した期間内にアプリにアクセスしたすべての訪問者のリストを表示できます。
Adopt_Analytics_Visitors.png

注:アイデンティティ管理のベータ版プログラムに参加していない場合、匿名の訪問者IDを識別済みの訪問者IDに関連付けることはできません。ある人が匿名ユーザーとして最初にサイトを訪問し、その後サインインした場合、そのユーザーの行動は2つの訪問者ID(1つは匿名、もう1つは識別済み)に分割されます。