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JAMFによる拡張機能の導入方法

最終更新日:

概要

この記事では、JAMFによるMacコンピュータへのPendo Launcherのインストール手順を説明します。

Pendo Launcherのインストール計画を立てておけば、Pendo Launcherのインストールに必要な訪問者とアカウントのメタデータをチームが正確に取得するのに役立ちます。

MDMデバイスでユーザーにPendo Launcherを強制的にインストールさせたくない場合は、Chrome管理コンソールからPendo Launcherをインストールすることも可能です。その手順はこちらです。ただし、Chrome管理コンソールからPendo Launcherを強制インストールすると、メタデータをプッシュすることはできません。

JAMFによるMacでのインストール手順

  1. 使用しているPendo LauncherのバージョンのGoogle Chrome拡張機能IDを確認する

  2. （オプション）MDMツールで拡張機能を強制インストールする

  3. マシンに設定するメタデータ値を確認する
  4. これらの文字列を使用してChrome用の.plistファイルを作成する
  5. ユーザーのマシンにplistファイルをプッシュする
  6. plistファイルが正しくインポートされていることを確認する
  7. Chromeでポリシーの設定を確認する

Google Chrome拡張機能IDを確認する

このドキュメントでは、Google Chrome拡張機能IDを<EXTENSION_ID>と表記します。このIDはメジャーバージョンアップやマイナーバージョンアップを経ても変更されませんが、Chrome拡張機能ストアには他の組織で使用することを目的とした別のバージョンのPendo Launcherが配布されている場合があります。この値は、Chromeでchrome://extensionsと入力することで確認できます。

mceclip0.png

（オプション）MDMツールで拡張機能を強制インストールする

JAMFのようなMDMを使って拡張機能をインストールしたくない場合は、Chrome管理コンソールを使うことができます。その手順のドキュメントはこちらをご覧ください。本ドキュメントでは、JAMFによるインストール方法を説明します。

拡張機能を導入するためには、拡張機能そのものと使用するメタデータの2つをユーザに設定する必要があります。両方にJAMFを使う必要はありませんが、使用は可能です。

JAMFで拡張機能をインストールするには、［コンピュータ（Computers）］>［設定ポリシー（Configuration Policies）］>［アプリケーションとカスタム設定（Applications & Custom Settings）］>［アップロード（Upload）］>［追加（Add）］を選択します。

Custom_Settings.png

［ファイルのアップロード（Upload File）］セクションで、次のコードブロックを入力します。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE plist PUBLIC "-//Apple//DTD PLIST 1.0//EN" "http://www.apple.com/DTDs/PropertyList-1.0.dtd">
<plist version="1.0">
<dict>
   <key>ExtensionInstallForcelist</key>
   <array>
       <string>epnhoepnmfjdbjjfanpjklemanhkjgil</string>
   </array>
</dict>
</plist>

メタデータ値を確認する

JAMFには、設定プロファイルやPリストのメタデータを設定するために使用されるいくつかのペイロード変数があります。こちらはJAMF構成で標準となっているペイロード変数のリストです（データをアップロードしていない場合は空白になっている可能性があります）。

Pendo Launcherのメタデータを適切に設定するために必要な値は次の通りです。IDは$EMAILと相関し、位置は$POSITIONと相関します。以下は、文字列がどのようになるかの例です。

1{
2  "id": "$EMAIL",
3  "position": "$POSITION",
4}

ただし、これらの値はXMLと互換性のないすべての文字を取り除いた、文字列化されたJSONオブジェクトとして格納する必要があります。そのために使用できるオンラインツールは、FreeFormatterやAppDevToolsです。XML非互換文字を取り除いた文字列は、以下のようになります。

1{
2  &quot;id&quot;: &quot;$EMAIL&quot;,
3  &quot;position&quot;: &quot;$POSITION&quot;,
4}

.plistファイルを作成する

この文字列を使って、Chrome用の.plistファイルを作成します。plistファイルはMacのシステムに特有のものです。PLIST（プロパティリスト）は、アプリケーションの環境設定を保存するために使用される拡張機能です。XML形式のこれらのファイルには、さまざまなプログラムのプロパティと環境設定が含まれています。

Property Listフィールドに、以下のスクリプトを入力します。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE plist PUBLIC "-//Apple//DTD PLIST 1.0//EN" "http://www.apple.com/DTDs/PropertyList-1.0.dtd">
<plist version="1.0">
	<dict>
		<key>APIKey</key>
		<string>あなたのAPIキー（必須）</string>
		<key>visitor</key>
		<string>訪問者の文字列（オプションですが、推奨）</string>
	</dict>
</plist>

このファイルの注意点：

  • 訪問者キーとアカウントキーの最初のキーと値のペアは、次のとおりです。

<key>state</key> <string>always</string>

stateキーは、MCX環境設定によって、このポリシーを実行する頻度を決定するために使用されます。このキーをalwaysに設定すると、このポリシーが常に適用されます。

  • valueというキー名の後の文字列値には、手順2で作成したXML非互換文字を取り除いたJSON文字列が含まれます。

APIキーを特定する

APIキーにアクセスするには、Adoptの［設定（Setting）］>［サブスクリプション（Subscriptions）］に移動します。

mceclip0.png

.plistファイルをプッシュする

JAMFで、［コンピュータ（Computers）］>［構成プロファイル（Configuration Profiles）］>［ブラウザ（Browsers）］>［新規（New）］を選択します。

すると、新しい構成プロファイルを作成するよう求められます。以下の画面の各項目に、必要な情報を入力します。ただしPendoは、ユーザーがすぐにLauncherにアクセスできるように、またLauncherを削除できないように、配布方法を［自動インストール（Install Automatically）］に設定することを推奨します。

browser_new.png

次に、［構成プロファイル（Configuration Profiles）］>［アプリケーションとカスタム設定（Applications & Custom Settings）］>［アップロード（Upload）］を選択します。［環境設定ドメイン（Preference Domain）］フィールドに、com.google.Chrome.extensions.InsertYourExtensionIDと入力します。com.google.Chrome.extensions.InsertYourExtensionIDを環境設定ドメインに入力する際、ドメインの最後に拡張機能IDを追加する必要があることに注意してください。

mceclip0.png

Property Listフィールドに、セクション「.plistファイルを作成する」にあるスクリプトを入力します。

構成ドメインとProperty Listを更新したら、［アプリケーションとカスタム設定］>［アップロード］>［追加（Add）］を選択します。

［適用範囲（Scope）］タブで、拡張機能とメタデータが必要となるテスト用コンピュータの適用範囲を決定します。次に、［保存（Save）］をクリックすると、［再配布オプション（Redistribution Options）］を選択する画面が表示されます。Pendoは、自動アップデート（Automatically Update）を選択することを推奨します。

distribution.png

対象となるパソコンで［設定（Settings）］>［プロファイル（Profiles）］を選択します。構成プロファイルと同じタイトルのプロファイルが表示されます。

sample_config_profile.png

カスタム設定（Custom Settings）セクションの内容も、以前に入力したコードブロックと同じである必要があります。

ただし、XMLファイルではなく、JSONファイルとなります。

.plistが正しくインポートされたことを確認する

p.listが正常にインポートされたことを確認するために、/Library/Managed\ Preferences/com.google.chrome.extension.YourExtensionID.plist ファイルが存在し、これが上記の.plistファイルをバイナリコード化したファイルであることを確認してください。

Chromeでポリシー設定を確認する

ポリシーがChromeに正しく設定されていることを確認するには、chrome://policyを開きます。

［ポリシーを再読み込み（refresh policies）］をクリックすると、Pendo LauncherのChromeポリシーとして設定された文字列が表示されます。

メタデータが正しくエージェントに注入されていることを確認するには、Pendo Launcherを右クリックし、［デバッグ情報の表示（Show Debug Info）］をクリックします。

mceclip0.png

Pendo Launcherが適切に情報を収集している場合は、「Pendo Launcherはこのページのデータを収集しています（The Pendo Launcher is collecting data on this page）」というメッセージが表示されます。これは、Pendo Launcherがインストールされていることを意味します。

mceclip2.png

Pendo Launcherがページの情報を収集していない場合は、以下のメッセージが表示されます。

mceclip1.png

コンソールコマンド

コンソールにpendo.validateInstall()と入力します。すると、すべてのメタデータが解析された形式で表示されます。

policies.png

メタデータの検証

以下の図は、Pendo Launcherがアクティブになっているかどうかを説明しています。Pendo Launcherがピンクになっていれば、Pendo Launcherは正常にインストールされ、メタデータを収集しています。Pendo Launcherがグレーの場合は、非アクティブで、情報を収集していません。

valid_metadata.png

よくある質問

拡張機能はどのくらいの頻度で更新されますか？

Pendoは、定期的なエージェントの更新や機能拡張など、Pendoブラウザ拡張機能の更新と保守を行っています。拡張機能の更新は、対応するブラウザの所有者（Chromeウェブストアなど）に送信され、公開される前にセキュリティ監査を受けます。ChromeとEdgeは、拡張機能の更新を自動的にチェックします（例：Chromeは12時間ごとにチェックします）。ChromeとEdgeは、新しいバージョンが利用可能になったときに拡張機能を自動的に更新するように構成することもできます。

 

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