セグメントを使用して、アナリティクスのためにユーザーをフィルタリングし、ガイドの対象の従業員をターゲティングします。
訪問者がセグメントのすべてのルールを満たしている場合、そのセグメントがデータに適用されているか、ガイドのターゲティングに使用されているかに関係なく、その訪問者はそのセグメントに含まれます。
[セグメント(Segment)]ページは、次の4つの列で構成されます。
- セグメント名(Segment Name):各カスタムセグメントには名前があります。この列には、作成したすべてのカスタムセグメントとその名前が表示されます。
- 作成者(Created By):この列には、カスタムセグメントを作成したユーザーの名前が表示されます。
- 最終更新者(Last Updated By):この列には、カスタムセグメントを最後に修正したユーザーの名前が表示されます。
- 最終更新日時(Last Updated At):この列には、カスタムセグメントが修正された時刻が表示されます。
セグメントを作成する
セグメントの作成は、左側のナビゲーションからアクセスできる[セグメント]ページで行います。ここで、以下の手順を実施します。
- ページの右上にある[+セグメントを作成(+ Create Segment)]を選択します。
- わかりやすいセグメント名を入力します。
- 適切なユーザーを取得するセグメントのルールを追加します。
- 完了したら、右下の[セグメントを保存(Save Segment)]を選択します。
セグメントルール
セグメントルールは、プロダクトの使用状況データと訪問者のメタデータを利用して、どのユーザーを対象とするかを決定します。たとえば、以下のような、スニペットや拡張子を介して渡されるメタデータ(訪問者ID、メールアドレス、役職など)やPendoが提供するルールがこれに該当します。
プロダクトの使用状況(フィーチャー、ページ、ガイドの使用、投票やアンケートへの回答)の例
- "10回以上表示された‘ダッシュボード’ページ"
- "投票調査‘Q1 NPSアンケート’の8以下の回答"
訪問者レベルのメタデータ
- 初回訪問
- 最終訪問
- 訪問者ID
- 最新のブラウザ名
- 最新のオペレーティングシステム
ターゲティングルール
ページ閲覧数を使ったガイドターゲティングルールは、次の条件下で[閲覧済み(Seen)]または[閲覧なし(Not Seen)]のいずれかに限られています:[過去すべて(ever)]、[過去**以内(within last)]、[**以降(since)]。
フィーチャーのクリック数を使ったガイドターゲティングルールは、次の条件下で[クリック済み(clicked)]または[未クリック(Not clicked)]のどちらかに限られています。
- [クリック済み]オプションには[過去すべて]、[**以降]、[過去**以内]、[少なくとも(at least)]または[最大(at most)]があります。
- [未クリック]オプションには、[過去すべて]、[過去**以内]、[**以降]があります。
新規ユーザーのセグメント化
アプリケーションへの新しい訪問者をセグメント化するには、新しいセグメントルールを作成するときに、最初のドロップダウンメニューから[初回訪問(First Visit)]を選択します。[初回訪問]は、Pendoが訪問者に関するイベントを初めて受信した日時です。
たとえば、新規ユーザーにウェルカムガイドやツアーを見てもらいたい場合、次のようなルールを設定します:First Visit
within last
1
Days
+ AND First Visit
since
<Date>
<日付>以降の初回訪問
過去1日以内の初回訪問
識別されたユーザーまたは匿名ユーザーのセグメント化
識別された訪問者または匿名訪問者のいずれかのみの閲覧行動に関心がある場合は、管理者がPendo Engageで匿名訪問者データを有効にする必要があります。有効にする方法については、匿名の訪問者を参照してください。
これを有効にすると、セグメントビルダーの[訪問者データを選択(Select Visitor Data)]を使用して、匿名の訪問者をセグメントに追加できるようになります。識別されていない訪問者のみを含める場合は[匿名の訪問者のみ(Anonymous Visitors Only)]を選択し、識別された訪問者と匿名の訪問者の両方を含める場合は[すべての訪問者(All Visitors)]を選択します。
また、Pendo Adoptでは、[セグメント]フィルターにある以下のデフォルトのセグメントを使用して、識別された訪問者と匿名の訪問者を基準にデータをフィルタリングすることもできます。
- 全員(Everyone):識別されているか匿名であるかに関係なく、すべての訪問者をセグメント化します。
- 全員(匿名の訪問者のみ)(Everyone (Anonymous Visitors Only)): 識別されていない訪問者のみをセグメント化します。
CSVファイルを使用したセグメントの作成
訪問者IDを含むCSVファイルを使用して、セグメントを作成できます。
ファイル形式
ファイルを正しくアップロードするには、CSVの最初の列が訪問者IDになっている必要があります。
訪問者IDは、ファイル内で1つの行区切り列に入れる必要があります。それ以外の列、句読点、または特殊文字はサポートされていません。必要なファイル形式の考え方については、以下の例を参照してください。
ファイルのアップロード
[セグメント]ページの右上にある[セグメントを作成(+ Create Segment)]を選択し、セグメントのわかりやすい名前を入力して、以下の手順でセグメントの作成を開始します。
- 最初のドロップダウンメニューから[訪問者ID(Visitor ID)]を選択します。これにより、CSVの最初の列が訪問者IDであることをPendoに伝えます。
- 次のドロップダウンで[csvに含まれる(csv contains)]または[csvに含まれない(csv does not contain)]を選択します。
- [アップロード(Upload)]を選択してファイルを選択し、必要に応じてヘッダーを除外します。
- 完了したら、右下の[セグメントを保存(Save Segment)]を選択します。
セグメントの編集
既存のセグメントを編集するには、左側のナビゲーションからアクセスできる[セグメント]ページでセグメントを見つけ、その横にある鉛筆アイコン を選択します。
セグメントの削除
既存のセグメントを削除するには、左側のナビゲーションからアクセスできる[セグメント]ページでセグメントを見つけ、その横にあるごみ箱アイコンを選択します。
セグメントのトラブルシューティング
複数の[次の値を含めない(does not contain)]を[OR]と併用する
特定のアカウントのユーザーを除くほとんどのユーザーにガイドを表示したい場合は、OR
ではなくAND
を使用する必要があります。その理由を理解するには、以下の例を参照してください。
訪問者IDにApplesを含めない(Visitor ID does not contain Apples)
このステートメントは、Apples以外のOrangesを含む全員にガイドを表示することを意味します。
OR
訪問者IDにOrangesを含めない(Visitor ID does not contain Oranges)
このステートメントは、Oranges以外の、Applesを含む全員にガイドを表示することを意味します。
上記のパラメータでは、ApplesもOrangesも排除されません。これは、訪問者IDにApplesが含まれている場合でも、Orangesが含まれていないことを理由に、その訪問者へのガイドの表示が許可されてしまうためです。また、その逆も同様です。
ApplesとOrangesを含む両方の訪問者IDを除外するには、AND
を使用します。
訪問者IDにApplesを含めない(Visitor ID does not contain Apples)
AND
訪問者IDにOrangesを含めない(Visitor ID does not contain Oranges)