アナリティクスのポートフォリオ概要タブ

最終更新日:

[ポートフォリオ概要(Portfolio Overview)]は、Adopt UIの [アナリティクス(Analytics)]ページの最初のタブです。ポートフォリオ概要では、貴社のアプリケーションの概要と、従業員による使用状況を総合的に把握できます。このタブを使用して、従業員が各アプリケーションに費やしている時間を確認し、その使用状況が時間とともにどのように変化しているかを把握することができます。

たとえば、特定のアプリケーションを想定以上に使っている、または想定ほど使っていない、最初の使用率は高かったのにその後下がっている、使い始めるのが遅い、などということがわかります。このインサイトをもとに、従業員に特定のアプリケーションのトレーニングが必要かどうかを判断したり、支払いを停止してもよいアプリケーションはどれかを判断したりできます。

フィルター

ページの上部には4つのフィルターがあります。これらのフィルターで、下のグラフに表示されるデータを変更できます。左側の3つのフィルターは共通フィルターなので、Adopt UIに表示するデータを変更できます。

 

Adopt_Analytics_Portfolio_Filters.png

セグメント

最初のドロップダウンメニューでは、データをセグメント化できます。既存のセグメントを使用することも、組織内の特定の機能や部門のセグメントなどのカスタムセグメントを作成することもできます。

日付範囲

2番目のドロップダウンメニューでは、日付範囲を指定することができます。[過去X日間(Last X days)]は「過去完全日数X日間」を意味し、本日は含まれません(本日は部分的な日であるため)。

アプリケーション

3番目のドロップダウンメニューでは、1つまたは複数のアプリケーションを選択できます。[ピボットデータ(Pivot Data)]を使用してカスタムメタデータフィールドのいずれかでデータを表示しない限り、各アプリケーションはグラフ内の独自の列で表されます。詳しくは、本記事の表示方法をご覧ください。

含めたいアプリケーションの横にあるチェックボックスを選択します。ドロップダウンメニューの上部にある検索ボックスを使用して、アプリケーションを検索することができます。選択したアプリケーションはドロップダウンリストの上部に表示され、必要に応じて簡単に検索および選択解除することができます。

表示方法

右端のドロップダウンメニューでは、指定されたセグメント、データ範囲、アプリケーション内のすべてのデータを表示(合計別に表示(View by Total))する他、言語やメールなどのAdoptに追加したカスタムメタデータフィールドでさらにフィルタリングすることもできます。

[...別に表示(View by ...)]ドロップダウンの左側にある[ピボットデータ(Pivot Data)]を選択すると、X軸のバーが表す内容を、カスタムメタデータフィルターの値で分割したアプリケーションから、アプリケーションで分割したカスタムメタデータフィルターの値に変更します。

たとえば、カスタムメタデータフィルターとして[国別に表示(View by Country)]を選択し、[ピボットデータ]を選択した場合、X軸のバーは収集された各国のデータを表します。

 

Adopt_Analytics_PortfolioOverview_PivotData.png

ビジュアル

フィルターの下には棒グラフが表示されます。デフォルトでは、ページの上部で選択した各アプリケーションを従業員が使用している時間が表示されます。

デフォルトでは、フィルターで選択したアプリケーションが独立変数としてX軸にグラフ化されます。[ピボットデータ]を選択すると、X軸にグラフ化された独立変数をカスタムメタデータフィールドに変更することができます。詳しくは、本記事の表示方法をご覧ください。

それぞれのバーにカーソルを合わせると、グラフの各バーの具体的なデータが表示されます。

 

2022-02-03_10-09-46__1_.gif

 

従属変数はY軸にグラフ化されます。グラフの左上にあるドロップダウンメニューを使用して、次のいずれかを選択します。

  • 1日のアプリケーションの平均使用時間(分)(Average Daily Time on Application (minutes)):全従業員の合計時間を総従業員数で割ったもの。
  • アプリ使用時間(分)(Time Spent on App (minutes)):全従業員の総使用時間。
  • 訪問者数(Visitors):総従業員数。

並べ替え

グラフの右上にあるドロップダウンメニューを使用して、次のいずれかの方法でX軸を並べ替えます。

  • アルファベット順 A → Z
  • 逆アルファベット順 Z → A
  • 使用量(最高 → 最低)
  • 使用量(最低 → 最高)

 

2022-02-03_10-08-29__1_.gif

 

最もアクティブなユーザーと最もアクティブでないユーザーはアプリケーションの平均使用時間によって決定され、より多くの時間を費やしたユーザーがよりアクティブであるとみなされます。

詳細を表示

X軸に沿って複数のアプリケーションが可視化されている場合、アプリケーションのバーを選択して以下を行うことができます。

  • 従業員がアプリケーションを使用している平均時間(分単位)をドリルダウンする
  • アプリケーションの使用状況を表示すると、アプリケーションを選択した状態で[アプリケーション使用状況(Application Usage)] タブが表示され、そのアプリケーションでの従業員の活動をさらに確認することができます。このタブの詳細については、アナリティクスのアプリケーション使用状況タブ の記事をご覧ください。

アプリ別使用状況の表

グラフの下にある表は、特定のグループの週単位または日単位の詳細なアプリケーション使用状況を表します。この表のデータは、表の右上にある「CSVダウンロード」アイコンよりダウンロードできます。

アプリケーション

表の最初の列である[アプリケーション(Application)]には、ページ上部のフィルターで選択した各アプリケーションが表示されます。

グループ

2番目の列である[グループ(Group)]には、グラフに含まれるすべてのデータが表示されます。カスタムメタデータフィルターを適用している場合、フィルターに関連するグループの内訳を確認できます。表内のアプリケーション名の左側にあるプラスアイコン(+)を選択すると、より詳細な情報が表示されます。

 

Screenshot_2023-05-24_at_22.46.38.png

フィルタ(Filter)

表の上部にあるドロップダウンメニューを使用して、次のいずれかを選択します。

  • [毎週(Weekly)]または[毎日(Daily)]の使用量。これにより、表の日付範囲列が変更されます。
  • [アプリ使用時間(Time Spent on Application)]または[訪問者数(Visitors)]。これにより、数値が表す内容が変わります。