概要
ポートフォリオ概要では、御社のアプリケーションの概要と、従業員による使用状況を総合的に把握できます。アプリの数が10個でも、1000個でも、[ポートフォリオ概要(Portfolio Overview)]タブで、従業員が各アプリケーションを使用している時間を可視化し、その使用状況が時間経過とともにどのように変化しているかを把握できます。
セールスチームのSalesforceの使用時間や、開発チームのJIRAの使用時間について、これまでにも推測していたかもしれませんが、[ポートフォリオ概要]タブは、その推測をデータで検証された結論に変えてくれます。アプリケーションの使用が予想よりもはるかに少ない場合、または予想よりもはるかに多い場合は、トレーニングを実施するか、御社が支払っているアプリの数を減らすことができます。
複数選択ドロップダウンでは、[ポートフォリオ概要]タブで分析できるアプリケーションの数に制限はありません。
要件
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アナリティクスページへのアクセス
フィルタ(Filter)
[ポートフォリオ概要]画面の上部には、4つのフィルターが表示されます。フィルタの行には、[ピボットデータ(Pivot Data)というボタンもあります。
セグメント(1)
デフォルトは[全員]、つまりサブスクリプションに含まれるすべての従業員です。その他の定義済みセグメントには以下のものがあります。
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ブラウザ:Chrome
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ブラウザ:Safari
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ブラウザ:Internet Explorer
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初回訪問時からの経過日数 30日以内
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初回訪問時からの経過日数 31日~60日
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初回訪問時からの経過日数 61日~90日
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初回訪問時からの経過日数 91日~120日
注:「過去X日間(Last X days)」は「過去完全日数 X日間(Last X complete days)」を意味し、本日は含まれません(本日は部分的な日であるため)。
これらの標準的なセグメントの下にカスタムセグメントのリストが表示され、そこから選択できます。カスタムセグメントを使用すると、特定の職務や部門がアプリケーションをどのように活用しているかを確認できます。たとえば、マーケティングチームがどの程度Marketoを使用しているかを確認したい場合は、マーケティングカスタムセグメントを作成し、そのチームだけで使用状況をフィルタリングすることができます。
日付範囲(2)
日付範囲を選択するか、独自のカスタム日付範囲を選択して、日付範囲内のデータの集計期間単位を選択します。日付範囲のオプションは、以下の通りです。
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今日
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昨日
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過去7日間
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過去30日間
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過去90日間
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過去180日間
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カスタム日付範囲(最大180日間)
アプリケーション(複数選択)(3)
アプリケーション名の横にあるチェックボックスをクリックして、分析するアプリケーションを選択します。選択されたアプリケーションは、[選択済み(Selected)]列に表示されます。この列は、[選択済み]ヘッダーの右側にある[クリア(Clear)]ボタンでクリアすることができます。
アプリケーションの検索
複数選択ドロップダウンの下にある検索バーから、分析したいアプリケーションを検索できます。
合計またはカスタムメタデータによる表示(4)
[合計]はデフォルトのフィルターであり、指定された範囲内のすべての訪問者を対象としています。また、言語やメールなど、Adoptに追加したカスタムメタデータのフィールドでフィルタリングすることも可能です。
ピボットデータ (5)
[ピボットデータ]ボタンを押すと、[ポートフォリオ概要]のX軸をアプリケーションから選択したカスタムメタデータのフィールドに変更できます。たとえば、カスタムメタデータフィルターとして[マネージャー別に表示(View by Manager)]を選択し、[ピボットデータ]をクリックすると、X軸の凡例にすべてのマネージャーのメールアドレスが表示されます。[ピボットデータ]を再度クリックすると、X軸の凡例にサブスクリプション内のアプリケーションが表示されます。
対応する
ポートフォリオビューから複数のアプリケーションを選択した場合、個々のアプリケーションにカーソルを合わせると、部門がそのアプリケーションに費やしている平均時間が表示されます。アプリケーションをクリックすると、[ドリルダウン(Drill Down)]または[アプリケーションの使用状況を表示(View Application Usage)]の2つのオプションが表示されます。
ドリルダウン
単一のアプリケーションと、各部門がアプリケーションに費やしている平均時間(分単位)を表示します。[戻る(Back)]をクリックして、複数のアプリケーションを選択した状態で[ポートフォリオ概要(Portfolio Overview)]タブに戻ります。
アプリケーションの使用状況を表示
アプリケーションを選択した状態で、[アプリケーションの使用状況(Application Usage)] タブに移動します。[アプリケーションの使用状況]タブには、トップページ、トップフィーチャー、およびその他の関連する指標の概要が表示されます。
棒グラフの構成
X軸
「合計またはカスタムメタデータによる表示」でドロップダウンで選択したフィルターが、棒グラフのX軸になります。
Y軸
Y軸は、フィルタの最初の行の下にあるドロップダウンフィルタによって決定されます。フィルタのデフォルトは[1日のアプリケーションの平均使用時間(分)(Average Daily Time on Application (minutes))]になります。この指標は、1日あたりの平均使用時間を指します。その他のオプションとして、[訪問者数(Visitors)]、[アプリ使用時間(Time Spent on App)]があります。アプリ使用時間とは、全従業員の総使用時間(分)を指します。
アプリケーションの並べ替え
アプリケーションは、以下の4つの方法で並べ替えできます。
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アルファベット順 A → Z
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逆アルファベット順 Z → A
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使用量(最高 → 最低)
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使用量(最低 → 最高)
最高使用量と最低使用量は、アプリケーションの平均使用時間が最も長いものと最も短いものを確認することによって決定されています。
各アプリケーションの表示
それぞれのバーにカーソルを合わせると、個々のアプリケーションの具体的なデータが表示されます。
アプリ別の使用量
このセクションでは、選択したフィルターに関する詳細情報と、特定のチームがアプリケーションを週単位または日単位でどのように利用しているかについて詳しく調べることができる機能について説明します。
アプリ(1)
複数選択ドロップダウンで選択した各アプリケーションが、この列に表示されます。
チーム(2)
[すべてのチーム(All Teams)]とは、会社全体がデータに含まれていることを指します。こちらがデフォルト設定となります。メールや言語などのカスタムメタデータでフィルタリングすると、指定したフィールドのコンテキストでアプリケーションがどのように閲覧されているかを詳細に把握することができます。(例:言語別のアプリケーション使用状況の表示)
CSVとしてダウンロード(Download as CSV)(3)
表全体をCSVファイルとしてダウンロードするには、[CSVとしてダウンロード(Download as CSV)]ボタンをクリックしてください。
フィルタ(Filter)
アプリ別の利用状況を週ごと、日ごとでフィルタリングしたり、訪問者(Visitors)やアプリケーションの使用時間(Time Spent on Application)ごとにフィルタリングしたりできます。
日付範囲フィルタを変更すると列が変更され、 [訪問者]や[アプリケーションの使用時間]のフィルタを変更すると、X軸に表示されるデータが変更されます。