クロスアプリガイドのベストプラクティス

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クロスアプリガイドのベストプラクティス

社員が業務を完了するためにアプリケーションを複数活用することは珍しくありません。クロスアプリガイドは、複数のアプリケーションにわたり、アプリ内サポートを状況に応じて提供することで、全員が同じワークフローを採用できるようにします。

クロスアプリガイドを使用するケース

ワークフローで複数のアプリケーションが必要な場合はいつでも、クロスアプリガイドを使用することお勧めします。

特に営業チームは、1日中複数のアプリケーションを使用して業務をこなしています。営業チームの最終目標は見込み客にアプローチすることですが、その目標達成のために最初に行うサブタスクはCRMにリードを追加することです。この手順を実行するには、まず別のアプリケーションにアクセスして、連絡先のリストをエクスポートする必要があります。

Adoptユーザーは営業担当者に対して、ひとつのガイドをアプリケーションAに、もうひとつのガイドをアプリケーションBに表示できますが、その指標はサイロ化され、切り離された状態になっています。各ガイドのインパクトを分析するとき、Adoptユーザーは各ガイドの指標を別々に表示する必要があります。

クロスアプリガイドを使用すると、Adoptユーザーが両方のガイドを、複数のガイドステップを含むひとつのガイドにリンクできるようになり、この問題が解決します。このため、Adoptユーザーは、個々のガイドの効果ではなく、ガイドの全体像とそのステップを分析することができます。結局のところ、営業担当者がリストのエクスポートという最初のステップを実行しても、2番目のステップでそのプロセスから外れてしまっては意味がないのです。クロスアプリガイドは、Adoptユーザーがガイド全体が役に立ったかどうか、どのサブガイドを調整する必要があるか、またはすべてを破棄する必要があるかを理解するために必要な指標を提供します。

クロスアプリガイドの設定

Adoptのワークフロー機能では、従業員がアプリケーションの中でどのような経路をたどっているかを分析できます。これは、ワークフローの「ハッピーパス」、つまり最も効果的な経路を決定する必要がある場合に有効です。

クロスアプリガイドを作成する前に、ワークフローのレポートを実行して、業務の遂行のために現在社員がどういう経路を通っているかを理解します。同じタスクを実行するのに、社員によってアプリケーション内で異なる経路をたどっていることに気付くかもしれません。さまざまな動作を確認したら、最も効果的なワークフローを決定します。これにより、ワークフローにかかわるガイドを個別に作成し、社員を理想的なプロセスに導くことができます。

クロスアプリガイドの有効性の測定

ガイド指標のページには、クロスアプリガイド内の個々のアプリケーションの指標が表示されます。他のデジタルアダプションアプリケーションはこの視覚化機能を提供していないため、マルチアプリケーションプロセスの有効性を判断するために、各ガイドの指標を個別に分析する必要があります。

クロスアプリガイドが展開されたら、[ワークフロー(Workflows)]タブからガイドの影響の測定を開始できます。[ワークフロー]タブでは、クロスアプリガイドの展開前後のワークフローの完了に関するデータを提供することで、組織の行動が時間の経過と共にどのように変化したかを確認できます。

ガイドの導入以降、ワークフローの完了率が向上した場合は、プロセスのどのステップが採用され、どの社員が行動を変えたかを判断できます。ワークフローの完了率が上がらない場合は、ガイドの内容を再検討し、ガイドに含まれるステップの数を減らします。