この記事では、ワークフローおよびワークフローの試行回数でセグメント化する方法を説明します。ワークフローの[訪問者の完了(Visitor Completion)]棒グラフでは、訪問者を[完了(Completed)]、[未完了(Incomplete)]、[未開始(Not Started)]の3つのカテゴリーに分類しています。
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未開始:ワークフローにカウントされているが、始点ワークフローページまたはフィーチャーを利用したことがない訪問者。
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未完了:始点ワークフローページまたはフィーチャーを使用したが、ステップ間の最大時間が経過する前に終了しなかった訪問者。
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完了:時間内に始点ワークフローページまたはフィーチャーおよび終点ワークフローページまたはフィーチャーを使用した訪問者。
ワークフローの試行回数
注:ワークフローの試行回数グラフは、反復的なワークフローにのみ適用されます。
「訪問者の完了」グラフの下に「ワークフローの試行回数」グラフがあります。これは、週ごと、月ごとの進捗状況を示します。単発のワークフローは、時間の経過に伴う累積の進捗状況を表示し、試行回数ではなく、訪問者の完了にのみ焦点を当てます。単発のワークフローのグラフは累積の進捗状況を示し、反復的なワークフローのグラフは実際の完了指標を前週比で示します(累積ではありません)。
ヒント:ワークフローの試行回数が予想以上に多い場合、訪問者がワークフローに苦戦している可能性があります。ワークフローの試行回数が予想より少ない場合、様々な理由が考えられますが、その1つは、訪問者がワークフローの開始または終了方法を理解していないことです。
ワークフローを開始しなかった訪問者は、これらの指標には含まれません。ワークフローで毎週行われた試行回数を表示することで、ワークフローが完了する頻度と、訪問者がワークフローで成功している頻度を把握できます。
ワークフローを完了した訪問者には、ピンクのラベルが付けられます。ワークフローを完了しなかった訪問者は青色で表示されます。上記の例を一見しただけでは、完了した訪問者の数は毎週一定しているため、時間の経過とともにワークフローの完了率が増加していることはわかりません。実際、ワークフローの完了率は時間の経過とともに低下することもあります。
この場合、このワークフローを完了する際に問題が発生している可能性があります。Pendoでは、このような場合に訪問者を支援するため、パス機能を使用して、成功した訪問者がワークフローを完了するためにアプリケーション内で取っているパスを理解することをお勧めしています。
このパスを確認し、ワークフローを完了するための理想的なパスを明確に理解したら、未完了の訪問者を独自のセグメントに配置できます。このような訪問者には、軌道修正に役立つ特定のガイドを表示できます。
ヒント:未完了の訪問者を対象としたガイドを展開した後、完了したワークフローの数が増加したかどうかを判断するために、Pendoでは、ワークフローの試行回数グラフを再確認することを推奨します。増加していない場合は、ガイドの内容を微調整し、ガイドの配置を再検討する必要がある場合があります。
ワークフロー別にセグメント化する
右上にある[+ セグメントを作成(+ Create Segment)]ボタンをクリックします。
その後、[セグメント(Segments)]ページにリダイレクトされます。最初の[プロダクト使用状況(Product Usage)]フィルターでは、[ワークフローの進捗状況(Workflow Progress)]がデフォルトです。2つ目の[ワークフローの選択(Workflow Selection)]フィルターでは、既存のワークフローリストからワークフローを選択すると、デフォルトで最後に閲覧したワークフローが表示されます。3つ目のフィルターでは、[完了]または[未完了/未開始]のいずれかの訪問者カテゴリーを選択できます。
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プロダクト使用状況:ワークフローで[+セグメントを作成]を選択すると、このフィルターはデフォルトで[ワークフローの進捗状況]に設定されます。
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ワークフローの選択:使用可能なワークフローのドロップダウンリストからワークフローを選択します。
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完了/未完了/未開始:ワークフローを完了した訪問者は、[完了]フィルターにグループ化されます。ワークフローを完了しなかった訪問者または開始していない訪問者は、[未完了]または[未開始]セグメントにそれぞれ分類されます。
セグメントルールを設定したら、セグメントに名前を付けて保存します。その後、[ガイド(Guides)]タブに移動し、[未完了]または[未開始]セグメントに表示するガイドを作成して、ワークフローの完了を支援できるようにします。